【ICT支援員】昭和・平成の「ブラックな学校」から令和の効率化へ。ICT支援員が作った「転学補助ツール」の話

教育
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みなさまお疲れ様です。 うちの学校も比較的長く関わらせてもらっていますが、先日、ちょっとした「怖い話」というか、思わず冷や汗をかいた事件があったんですよ。

コロナ前はまだ昔の風潮が色濃く残っていて、夜の12時を過ぎても学校に残って仕事をしている方が普通にいました。「できなければ何時間でも時間をかけて仕事をこなすんだ」なんて言葉も、あちこちで耳にしたものです。

この頃の印象が世間にいまだに残っているせいで、「教員はブラックだ!」なんて言われがちですが……いやいや、今の学校現場はだいぶ事情が変わってきています。

育休や産休でしっかり休まれる方、時短勤務の方、ご家庭の事情で定時に帰られる方など、福利厚生のありがたみをひしひしと感じる毎日です。定年の引き上げがある一方で、若手の先生方もどんどん増え、仕事に対する考え方や価値観も大きく変化してきました。 ……中堅以上の先生方は、この新旧のギャップの狭間でさぞかしご苦労されていることと、陰ながらお慕い申し上げております。

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事件発生:「最後に鍵を閉める」という昭和の呪い

さて、そんな時代に勤務していた私のような人間には、「最後に残った人が学校の施錠を行う」という、もはや呪いのように染み付いた勤務体系のクセがあります。

先日はありがたい「定時退校日」だったのですが、管理職の先生が出張で不在。他の先生方に「お先にどうぞ!」とお声がけして全員を無事に帰らせ、いざ自分も……と校門を出ようとしたとき、ふと気づいてしまいました。

――あれ、鍵がない。

事前に門の鍵は預かっていたものの、肝心の「職員室」と「玄関」の鍵が見当たらないのです。 初年度に鍵閉めのレクチャーを受けて以来、コロナ禍を経てすっかり忘れていたその作業。いざ閉めようとしたところで、この大事件です。

しかも、鍵を持っていた方は数分前に帰ったばかり。慌てて連絡を取ろうにも、連絡先が分からない……! 「いやいや、他の先生に頼んでよ」という話なのですが、前時代の古い癖が抜けきっていない私は、他の先生方に「最後、私が締めますのでお先にどうぞ!」と言ってしまった。それがそのまま自分に返ってくるという自業自得のオチでした。

変わりゆく教員の働き方と、変わらないリアル

それにしても、ここ数年の教育界の変化は目覚ましいものがあります。

年1%の給特法の改正、有休消化の推奨、超過勤務時間の調査、部活動時間の制限などなど。教員のなり手不足も相まって、教育委員会もあの手この手で環境改善に躍起になっています。もはや教員の世界のブラックさも、いよいよ過去のものになりつつある……のかもしれません。

ただ、どの組織でも言えることですが、「できる人のところに仕事が集まる」という構造は相変わらず健在です。「できない人に仕事を振ってもできないから」とはよく聞きますが、私自身、仕事のできないポンコツの一人なので、人のことはまったく言えないんですけどね(笑)。

今週のICT支援員レポート:会議の嵐と学校ロジック

さて、今週の支援員としての動きですが、比較的いつも通りに淡々と進められました。

  • 月曜日: 会議
  • 火曜日: 会議
  • 水曜日: 会議
  • 木曜日: 会議
  • 金曜日: 打ち合わせ

……相変わらずの「毎日会議」ラッシュです。 あまり大きな声では言えませんが、この1週間、先生方の出張で穴の空いた授業に代理で入らせていただき、生徒たちから色々な情報をこっそり収集したり、学校のリアルな現状を肌で感じたりしておりました。

この時期の支援内容は相変わらず多岐にわたります。

  • 来年度の学校年間計画について
  • 生徒の転退学について
  • 各教科の授業時間のバランスと評価の仕方について
  • 職員会議にまつわる諸々について
  • 来週の会議の打ち合わせ
  • コース選択と募集の定数と教員のコマ数、配置について

これらをどうやってICTでサポートしていくか。学校という独特の「ロジック」を理解していなければ、本当の意味での支援の側面は見えてきません。

ベテランのノウハウを自動化へ!「転学補助ツール」誕生秘話

「人間の行う作業は、突き詰めればすべてプログラムで書ける」

私は本気でそう信じています。だからこそ、多くの先生方から現場のリアルなご意見をいただきながら進めてきたプロジェクトがついに――、そう、リリースの時を迎えました!

まだ鋭意デバッグ中ではありますが、まずはベータ版として、その機能の一つを校内でひっそり公開したいと思います。 その名も、「転学補助ツール」。

これまで、先生方がちまちまと手作業で書いていた「転学書類」。これが本当に厄介で、学校によって様式がまったくバラバラなんですよね。 通信制高校などのHPからPDFをダウンロードしてみるとよく分かりますが、最初から教科科目がきれいに印刷されている学校もあれば、全くの空白の学校、さらには「手書きでのみ受付」という強者まで様々。生徒が進む進路によってフォーマットが違いすぎて、現場の先生方も扱いに本気で困っているのが現状です。

そんな現場の悩みを解決すべく、学校全体のオーサリングツールをコツコツと作成中です。 ただ、こういうのって、周りから見たら完成まで「パソコンでただ遊んでいるようにしか見えない」んですよね(笑)。だからこそ、誤解されないようにちょっとずつ小出しにしながら、理想の環境を整えていきたいと思います!

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