本日は全学年で遠足を実施しました。
担任や学年主任は生徒の引率を担当しますが、それ以外の教員は学校で待機し、それぞれの役割を担っています。遅刻した生徒への対応や、事情により遠足に参加しなかった生徒の見守りなど、学校内でも普段と変わらず業務が続いています。
遠足では、生徒たちが安全に活動できるよう、事故やけがを防ぐことはもちろん、公共の場でのマナーや一般の方とのトラブル防止、生徒同士のトラブルが起きないよう注意を払う必要があります。また、卒業アルバムに掲載する記録写真の撮影など、目に見えない仕事も数多く存在します。
さらに、遠足を支える旅行業者との連携も重要な仕事の一つです。多くの学校では数年単位で契約を結んでいるため、契約更新や引き継ぎを怠ると、翌年度以降にバスの手配ができないなど大きな問題につながる可能性があります。
特に春や秋など気候の良い時期は、多くの学校が遠足や修学旅行を計画するため、バスや施設の予約は早い者勝ちという側面もあります。定期考査、体育祭、文化祭、インターンシップ、合唱コンクールなど、全国の学校で似た時期に行事が集中するため、裏ではさまざまな調整が行われています。
一方、学校で待機している教員も決して暇をしているわけではありません。定期考査の問題作成や成績処理、課題の準備などに加え、近年ではAIを活用した授業研究や校内のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進にも取り組んでいます。
かつては夜遅くまで学校に残って仕事をすることも珍しくありませんでしたが、現在は働き方改革が進み、限られた時間の中で効率よく業務を進めることが求められています。そのため、一つひとつの時間を無駄にすることはできません。
生徒指導や部活動、保護者対応などで忙しく動き回る先生から見ると、パソコンに向かって作業をしている教員は仕事をしていないように見えることもあります。しかし、AIを活用した教材研究や校内DXの推進は、すぐに成果が見える仕事ではなく、試行錯誤の連続です。
それでも、これからの時代を生きる生徒たちのために、学校現場では日々新しい教育のあり方を模索しながら、見えないところで多くの教員が奮闘しています。
遠足の日は、生徒たちにとって楽しい一日ですが、その裏側では、多くの人の支えによって安全で充実した学校行事が成り立っているのです。
