どうも、kisukeです。
ICT支援員をしていますが、正直、一人の力ではどうにもならない業務や、勤務時間内に終わらない業務が非常に多いのが現状です。少ない時間で多くの成果を上げるにはどうしたら良いのか……。
そこで私は、以前から教育現場でAIを利用して業務改善をしていこうと、さまざまな工夫を重ねています。
「ICT支援員は扱える情報が生徒情報などの機微情報以外となっているため、利用する範囲が限られているから役に立たない」「AIを利用するときは機微情報は使えないから教育現場では利用できない」という声もありますが、それでもAIを使わないなんてナンセンス! 機微情報でなくても、使える場面はめちゃくちゃ多いです。
(本音を言えば、支援員ではなく教員自身にできて欲しいし、さらには行政側で最初からデータを用意しておいてほしいものですが……笑)
他県の支援員からの支援要請!「中学校の住所リストを作ってほしい」
今回は応援要請があり、他県のICT支援員の支援に行って参りました(と言っても、職場の関係で他の社員をオンラインでヘルプする形です)。
問い合わせの内容は、「県内の中学校の住所リストがないから、どのように作ったらいいか」というもの。
リストも何もない状態から作成してくれとの依頼でしたが、幸いにも住所録自体は「冊子(本)」の状態で存在するとのこと。つまり、「叩き台となるデータさえあれば、最終チェックは向こうでしてくれる」という条件でした。
普通に考えたら、以下のような手順を踏むのがセオリーです。
- 冊子をOCRで読み込んでCSV化する
- または、学校一覧から学校名と郵便番号を引っ張ってきて、日本郵便のCSVデータから住所を流し込む
しかし、時代は令和。今回はAIに頼ることにしました。
主要AIツールを総動員!検証してみた結果
手元にあるデータを活用し、どのAIが一番使えるか戦わせてみました。
1. ChatGPT
- 結果: △(一歩及ばず)
- PDFを読ませても、5ページのうち最終ページしか読まない。続いてExcelの入力フォーマットを作成し、そこへの入力フォームまで作成したところで、無念の「チャット回数の上限」へ到達……。(欲しいのは入力フォーマットでも入力フォームでもない)
2. Gemini
- 結果: △(惜しい!)
- 該当ページのWebサイトを読ませてみるも、こちらも最終ページしか読み込めず。
- 読み込めても小学校と中学校が一緒に出力される。
3. NotebookLM
- 結果: △(惜しい!)
- PDFとCSVを投入してみたものの、うまく統合できず。レポートに出力することはできましたが、中学校と小学校が一緒くたに出力されてしまいました。非常に惜しかった!
4. Copilot
- 結果: ×
- そもそも目的のデータを探してくれませんでした(私の指示の出し方が悪かった可能性もあります)。
5. Claude
- 結果: ◎(大勝利!)
- 一番綺麗にデータを作成してくれました。
結果として、今回はClaudeのおかげで無事に綺麗な一覧データを納品し、ミッション終了となりました! (定額働かせ放題なので……A氏よ、後で美味いものでも奢れよな!)
現場で生き残るために:ICT支援員の枠を超えていく
他県の優秀なICT支援員の方々に比べたら、私のAI活用なんてまだまだこの程度かもしれません。
しかし、ありがたい(?)ことに、最近は以下のような「ICT支援員の枠を超えた」と思われる仕事もたくさん任されています。
- 印刷の手伝いや、差し込み印刷の設定
- 生徒の転編入学や単位・成績証明書に関わる手続きのサポート
- タブレットのアカウント管理、貸与管理や給付金申請の補助
- 成績処理の手順や成績処理日程の作成
- 単位認定委員会用資料の作成及び単位認定委員会の日程調整
- 生徒の評価方法(観点別)のサポート
- 年間マネジメントシートのチェック
- 定期考査の日程管理、座席表作成、別室対応、遅刻者対応の調整
- 指導用教科書・補助教材の申請
- 図書館需要図書購入の手続き、入試用消耗品の購入
- 学校Webページ、教員用端末のソフトウェアのインストール
- リース機材更新の相談
- ICT関係の県予算の予算どり資料作成
- 校内ネットワーク更新のためのスケジュール調整
- 学校基本調査の原本となる資料の収集
- 日本語支援が必要な外国人を含む生徒の一覧の作成補助
- 学校説明会用資料の作成、中学校訪問用資料の元資料の作成
「これって支援員の仕事だっけ?」と思うこともありますが、これらを何とかこなすことで、自分の無能さを上手く誤魔化せている気がします(笑)。
日々、学校現場の最前線で奮闘している支援員の皆さん、お互い健康にだけは気をつけて、これからも頑張りましょう!

