【現場発】学校の「困った!」を解決するICT支援員の日常:よくあるトラブルTOP3

教育
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こんにちは、ICT支援員のkisukeです。

GIGAスクール構想によって「1人1台端末」が当たり前になった学校現場。便利になった一方で、日々さまざまなトラブルが勃発しています。

今回は、学校に常駐している私だからこそ見える「リアルによくあるトラブルTOP3」と、その具体的な解決策をご紹介します。文部科学省が描く理想と、現場の実態との「ギャップ」についての本音も交えてお届けします!


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現場で多発する!ICTトラブルTOP3

日々たくさんのSOSが届きますが、実は技術的に高度な問題よりも、運用面のトラブルが全体の8割を占めています。

第3位:パスワードを忘れた!「ログイン不備」

よく質問される第三位がアカウントへのログイン不可トラブルです。

  • 現場の実態: 「IDを忘れた、パスワードを忘れた」「CapsLockキーがON」「Wi-Fiが未接続」が原因のほとんど。
  • 解決策:
    • 生徒: パスワードをテプラで本体に貼る。
    • 教員:教育委員会に問い合わせてリセット。

パスワードをテプラで貼ることについてセキュリティが低いと言わないでください。ほんと無理なんです・・。

第2位:授業開始5分でシャットダウン!「バッテリーの劣化」

「いざ授業で使おうとしたら電池がない!」というケースです。前日に充電保管庫に入れたのにケーブルの接続を忘れたり、輪番充電で充電されていない場合や、バッテリーの劣化が原因という現象が後を絶ちません。

  • 現場の実態: 普通に起きすぎて何人かの生徒が端末を使えないまま。
  • 解決策:
    • 教室の前方で充電しながら利用。
    • スマホの利用、友人との共有での利用。

行政の貸出端末は6年くらいリースするので、どうにもなりません。

第1位:ネットに繋がらない!「Wi-Fi接続の瞬断・遅延」

なぜかWiーFiが切断される恐怖。アクセスポイントのタイムアウトだと思いますが、現場は大混乱。

  • 現場の実態: ネットが繋がらないことに先生も生徒も「タブレットが壊れた」と焦って授業がストップ。
  • 解決策:タスクバーからWi -FiのON OFFで解決

こんなもんです。


文科省の資料 vs 現場の実態:そこにある深いギャップ

文部科学省の資料を読むと、「ICTを活用した主体的・対話的で深い学び」「スムーズなデータ連携」といった素晴らしい未来像が描かれています。

しかし、現場に常駐している私から言わせれば、「理想が高すぎて足元が見えていない」のが本音です。

【理想と現実のギャップの一例】

  • 文科省の想定: 児童生徒は直感的に端末を使いこなし、授業を効率化できる。
  • 現場の実態: 「生徒がキーボードが打てない」「ギガスクール構想の推奨端末のスペックが低すぎて画面が固まる」「生徒も教員もパスワードを忘れる」「プリンタのインクやトナーが交換できない」「プリンタ用紙を補充する先生が固定+管理職」「プロジェクタで投影できない時のトラブルシュートができず授業にならない」

文科省の資料は「システムが完璧に動き、全員が操作に慣れていること」を前提としがちです。ですが、実際の学校はもっと泥臭い場所。

先生方は、教科の指導だけでも手一杯です。そこに「端末の管理」や「ネットワークの不具合対応」まで求められるのは、明らかにキャパシティをオーバーしています。だからこそ、私たちICT支援員という「クッション(緩衝材)」が不可欠なのです。


まとめ:ICT支援員は「技術」ではなく「安心」を届ける仕事

学校現場のICT化を成功させるカギは、最新のスペックや高度なシステムではありません。

  • 「充電を忘れても大丈夫な仕組み」
  • 「ログインできなくてもすぐリセットできる体制」

こうした、運用面の小さな「困った」をどれだけ迅速に、先生や子どもたちのプライドを傷つけずに解決できるかが重要です。

これからも私は、文科省の掲げる高い理想を、現場のリアルな目線まで「翻訳」し、学校の先生方が安心して授業に集中できる環境を作っていきたいと思いますが、ICT支援員も文科省や県教育委員会からアンケートなどの調査を投げられており、十分に支援できないことが現実。さらにプリンタのインクの補充など、雑用係となっており、教育現場の理想的なICT教育は夢のまた夢となってます。

次回の記事では、「先生たちのICTアレルギーを和らげる声かけのコツ」についてお話しします。お楽しみに!